家を建てる、購入する場合には生活動線をシミュレーションして慎重に選んで

家を建てる、購入する場合には生活動線をシミュレーションして慎重に選んで

注文住宅の善し悪しを決めるのは、動線(どうせん)です。動線に沿った間取りを設計すれば、日常生活で不便を感じる機会は少なくなります。

反対に動線を無視した間取りでは、部屋の行き来がしにくい、出入りが不便、家事がしにくい、肝心な場所にコンセントや照明がない、換気や室温調整ができていない…などのトラブルが生まれます。
動線(どうせん)とは、「生活動線」のことを指しています。生活動線とはキッチンやリビング、風呂やトイレなどの水回り、二階への上り下りなど、日常生活で生じる「動き」を示しています。

なお、生活動線のほかにも家事動線(かじどうせん)と呼んで区別することもあります。生活動線と家事動線は、互いにぶつからないよう間取りを設計することです。

新しい家を建てる、購入するといった場合には事前にチェックをしておかなければならにポイントがいくつもあります。
これをしっかりしておかないと、後で大きく後悔することになります。
住宅とは簡単に改造したり、増築したり出来るものではないのですから。
一体なにに注目したらよいのでしょうか。

一番気にして欲しいのは家事動線です。
キッチンと洗濯機や浴室などの位置によっては、家の中をあっちに行ったりこっちに行ったり無駄な動きが多くて負担に感じることもあるでしょう。
その他の生活動線も大切です。
寝室の隣にトイレや浴室があると深夜まで起きている家族の生活音でゆっくり休むことが出来なくなるおそれがあります。
実際に生活するために便利な造りになっているか、あなたの家族のライフスタイルに適しているのかをよく確認してください。

次に大切なのが収納です。
収納に必要なスペースというのは思っている以上に広く設けなければならないもので、一般的な家庭の住宅のスペースの約8%程度の広さが必要だと言われています。
家族の中に学生さんがいれば、より多くの収納スペースが必要となります。
図面や実物をよく見てあなたの家族が暮らしている姿をよく想像してみてください。
時間をかけてでも妥協してはいけないのが間取り決めなのです。